真新しい制服をまとった中学生がたくさん歩いている姿を見かけましたが、4月7日は入学式だったそうです🌸
初々しい姿に、なんだか心の中があたたかくなりました😊
出口病院にも、4月から8名の職員が入職し、オリエンテーションを開催しました。
昌生会の概要や理念をはじめ、施設管理や委員会の紹介、個人情報保護法や精神保健福祉法といった法律のことなど、約1日を通してのオリエンテーションとなりました。
出口病院の新入職員、どうぞよろしくお願い致します。
今回の研修は薬剤の知識と医薬品管理という事でかなり専門的な内容でした。
私は看護師として働いています。薬といっても錠剤以外にも吸入薬や注射、シロップ剤などいろいろな薬があります。
その中でも取り扱いはそれぞれ違い、間違えると薬の十分な効果が得られなかったり、悪影響も出たりすることがあります。
患者さんにとって薬はとても大切です。薬を取り扱う看護師はそのことを理解し、間違えのないようにしないといけません。
間違いを極力減らすため、病院では薬局で3回、病棟で3回のチェックを行っています。
今回の研修でもう一度薬の取り扱いのことや知識を深めるいいきっかけになり、とてもいい研修でした。
最後に、薬局よりメッセージです。
手帳の記録がありますと医師、薬剤師がどのようなお薬をどのくらいの期間つかっているかなどの判断ができ、
お薬の飲みあわせの確認や重複投与を防ぐことができます。来院の際はおくすり手帳を忘れずにもってきてくださいね😊 |
(2病棟 看護師:垣内)
12月に行動制限最小化委員会による、精神保健福祉法のテストが全職員を対象に行われました。
今回行われたテストは、全職員がどれくらい精神保健福祉法について把握しているかを確認する為のテストです。
(前回行われた精神保健福祉法の研修はコチラ👈をクリック)
今回は問題として出題された「任意入院と医療保護入院」の説明を致します。
任意入院は、本人の意志に基づいて本人の同意で入院するものです。
医療保護入院は、本人の意志・本人の同意がなく、家族等の同意と精神保険指定医の入院必要性の判断で入院させるというものです。
この様に、入院でも種類があるのです。
テストの答え合わせが行われましたが、非常にむずかしかったです。
今回出された問題で解けなかった分は、改めて勉強する事が出来ました。
研修中の画像になりますが、皆さん非常に難しい表情でした。
(担当:3病棟 長谷川)
11月18日に感染予防委員会が「感染管理②」ということで手洗いについて研修を行いました。
毎年行っている蛍光剤とブラックライトを用いた手洗い実践の研修です。
コロナ禍で手洗いの重要性は十分に浸透しているところですが、「きちんと洗えているか」となると案外出来ていないものです。
まずは手洗いの目的について。
「感染の予防策として行われるもので、皮膚透過菌のほとんどを除去することを目的に、手指を介して起こる接触感染を防止することが最終目標」です。
手洗いには
・日常的手洗い
・衛生的手洗い
・手術時手洗い
があり、衛生的手洗いについて今回の研修で再確認しました。
蛍光剤入りのローションを手指に塗布した後
通常と同じように石鹸と流水で手洗いを行います。
きれいに洗いあがったように見える両手ですが
この中に入れて確認すると・・・・・・
手のひらはきれいに汚れが落ちていますね。
・・・ですが。
爪や指の間などに汚れが残っていることが目に見える形で確認出来ました。
爪や指の間は汚れが残りやすいと分かっているので十分気をつけて洗っていても、汚れが残っている人も多く、確認した後は再度手洗いをして汚れを落としていました。
毎年この研修を受けるたびに「出来ているつもり」になっている手洗いについて基本に立ち返ることができます。
手洗いは感染予防の基本の一つです。日々の業務の中でついつい「これくらいで大丈夫」になってしまわないようにと振り返ることが出来ました。
(担当:PSW 能戸)
先日、第3回施設内研究発表会が行われました。
についてです。
最初の発表は「事例を通して意思決定支援を考える」についてです。
認知機能が低下している患者さんの支援にあたり、本人の意思を尊重できているのか、自分の考えを押し付けていないかなど、ジレンマを感じることがあります。
今回は自宅退院を希望する患者さんに対し、施設入所の方向で支援を行ったケースについて、意思決定支援の観点に絞り、どこにジレンマを感じたのか考察し、課題を明らかにすることが目的です。
患者さんの意思を尊重することはもちろんですが、患者さんにとって何が一番大切なのかを考えないといけないためジレンマが生じるのだと感じました。担当者会議や自宅訪問などを行い、患者さんの背景を知ることで、患者さんに寄り添った提案を行っているのだと思いました。
次に、「偶発外傷に対するスタッフの意識調査」についてです。
当院の事故報告書はチェック方式を採用しています。
偶発外傷というのは、気づいたら怪我をしていたというような「受傷経緯が不明な外傷」や「主にケア中に起こったと推測される偶発的な外傷」をまとめています。
今回5年間の集計を行い、スタッフの「偶発外傷」に対する意識調査アンケートを実施し、結果について文献的考察を加えての報告でした。
過去の集計を行い検証することで、その年だけでは見えてこない原因を見つけることができるのだと感じました。
例えば下肢の皮膚剥離については原因を推測し、予防の実施につながっていました。
今回のような結果の積み重ねが、安全で質の高い医療の提供につながるのではと思います。
(事務所:中嶋)
先日、褥瘡委員会によるビデオ研修がありました。
今回の研修のテーマは、拘縮予防の観点でのポジショニングです。
ポジショニングとは 、患者さんの安楽な状態を保持することです。
その保持のためにクッションなどを使用して身体がずれないようにします。
適切に行うことで褥瘡、拘縮や変形の予防につながります。
ポジショニングはその目的や視点によって方法がかわってくるので、どのような観点で行うのかを理解しなければなりません。
また、患者さんのその時の身体の状態に合わせたポジショニングが必要となってくるため、他職種間での情報交換が重要となります。
日頃からの職員同士のコミュニケーションの場の大切さに、改めて気付くことが事ができた研修となりました。
(作業療法士:小栁)
7月8日、8月12日の2回にわたってリスクマネジメント委員会の研修がありました。
昨年度各部署から報告が上がったインシデント・アクシデントの集計結果とそれをもとにした、各部署それぞれのトピックスの発表です。
インシデント・アクシデント報告はその分析を行うことで、同じ様な「ドキッとする事例」を防ぐ為の対策を立てることが出来るんだな、と研修の度に認識を新たにします。
ついつい報告もしなくていいのでは、となりがちですがそうなることがないようにと思わせられた研修でした。
(担当:PSW 能戸)
研修内容は、『正しい手洗い・吐物処理について』でした。
コロナ禍の今、手洗いの回数は増えていますが、ここで改めて正しいやり方を復習でき、とても良かったです。
吐物処理は、円滑かつ安全に行うには事前の準備や手順がとても大切になりますが、その事前の準備や手順がなかなか覚えられません。
そんな物覚えの悪い私の様なスタッフの為にも、マニュアルカードが用意されています。
また、定期的に吐物処理の研修は行なわれているので、再確認を繰り返していく中で、少しずつ身についてきているのかな?とも思います。
実際に吐物処理を行う際は慌ててしまうかもしれませんが、その時にはこの研修を思い出し、マニュアルカードも役立てながら、しっかり対応したいと思っています。
感染対策の第一歩として今学びなおす事で、手洗いについても吐物処理についても、いかに重要であるかを再確認することが出来ました。
(2病棟 介護福祉士:谷崎)
6月は行動制限委員会より、任意入院と医療保護入院、隔離の定義、拘束の定義の院内研修がありました。
患者さんの生命の保護及び重大な身体損傷を防ぐという目的と観察の強化をしっかり行わないといけない事を勉強しました。
行動を制限するにあたっては細かい決まり事があり、それらの決まりに違反しないように、主治医や各職種での協議、検討の大切さを知りました。
身体拘束は、出来る限り行わないに越した事はないですが、本人の身を守る為、スタッフを守る為には必要と感じました。上記の説明通り、しっかり協議し検討する大切さを知りました。精神保健福祉法と言う言葉は、日ごろ滅多に聞かない言葉ですし、こういう時に勉強ができ、少しずつでも理解していく事で、どう患者さんを守っていくかを考える研修となりました。
(3病棟 介護福祉士:長谷川)
今回は防災委員会の委員長より、防災委員会のことと先日行われた避難訓練のお話を伺いました。
防災委員会は各部署から1~2名選出され、現在13名が委員会に所属しています。
年に1回、全職員を対象に病院内の消火設備、防災設備について院内研修を行っています。
(先月行った研修はコチラ👈をクリック)
目的は消火栓・防火扉・排煙窓の設置場所、設置目的、使用方法を動かしながら説明し、実際に触ることで消火設備、防災設備を身近に感じてもらうことです。
消火栓は実際に放水も行います。
そして先月は避難訓練を行いました。避難訓練は、万が一火災が発生した時、患者さんの生命、安全を守ることを目的に行っています。
避難訓練は、昼間想定と夜間想定の年2回です。昼間想定と夜間想定の大きな違いは病院スタッフの人数です。
夜間の少ない人数でどうすれば患者さんの生命、安全を守れるのかが長年の大きな課題です。
また、車椅子利用の患者さんが増えており、その方たちの避難誘導も大きな課題になっています。
さまざまな課題をどう克服できるのか、防災委員会が主となり日々奮闘しています。
火災が発生したら、〈発生場所確認〉→〈初期消火〉→〈通報〉→〈避難誘導〉という基本的な手順があります。
この中で重要なのは、〈初期消火〉と〈通報〉です。
初期消火は消火器をもって素早く発生場所へ駆けつける訓練です。
炎が小さい内に初期消火できれば、患者さんの生命と安全を守ることにもつながります。
通報は正確な情報を消防署に伝え、一刻も早く救援に来てもらうため最も重要です。
実際に119番へ電話をして通報訓練を行います。
避難誘導は、車椅子に約30kgの土嚢を乗せ、人力で2階から降ろす訓練を3年前から行っています。
車椅子の患者さんが増えているためです。しかし実際は30kg以上の方が多いため、重量を増やそうと考えています。
また、病院職員を対象に消火器の使用訓練も行っています。職員のほとんどは消火器の使い方を知っていますが、万が一の時にその実力を発揮することができるために繰り返し訓練を行っています。
また、3病棟には2019年3月にスプリンクラーが設置されました。
スプリンクラーについては防災委員もよく理解していないところがあるので、しっかりと説明できるよう勉強しなければと思っています。
(防災委員会:田中)