



出口病院では地域交流を行っています。
中でも地域の小・中学校との交流は1997年から行っており、地域との交流を大事に歩んできました。
毎年、交流会や職場体験といった形で生徒の皆さんが出口病院へ訪れたり、
学校で行われるバザーや運動会など、病院から患者さんと共に毎年参加しています。
しかし今年はコロナウイルスの影響で、全ての交流行事が中止となってしまい
患者さんたちもとても残念がっていました。
そんな時、手熊小学校の生徒さんたちが、収穫したじゃがいもを病院の皆さんにと届けてくださいました🥔
穫れたての新じゃがは、料理クラブで肉じゃがやコロッケ、カレー🍛に大変身!!
とてもおいしく頂きました🍛😊🥄
毎月届けている絵手紙に、じゃがいものお礼と調理風景の写真を載せ、
手熊小学校の皆さんへ感謝を伝えました✉
すると8月、今度は手熊小学校の皆さんから、学年の紹介やインタビュー、
合唱・合奏の様子を納めたビデオレターが届きました🎥♪!!
作業療法の活動中に上映すると、たくさんの患者さんが見に来られ、
元気な子供たちの様子に笑顔が絶えませんでした😊
今度はビデオレターの感想を、患者さんが絵手紙に書き込みお返事を♬
じゃがいもを頂いたことをきっかけに、ありがとうの輪が続いていくのはとても素敵なことですね✨
直接的な交流はできなくても、新しい形での交流ができ嬉しかったです。
これからも工夫しながら地域とつながっていきたいと思います。
今回は、出口病院での作業療法の一部をご紹介いたします。
出口病院では、どのような活動をしたいのか患者さんと話し合い、一緒に決めています。
その中でも患者さんが楽しみにしているものが、映画鑑賞🎥です。
実際に映画館へ行き、スクリーンで見る映画はいいものです♪
しかし、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため院外での活動が制限されている状況です。
コロナ禍でもできることを患者さんたちと話し合い、出口病院映画館を開設することに!!
「君の名は」の映画を上映🎬✨(約60年前の映画の方です♪)
皆さん楽しそうに鑑賞されていました😊昔の映画を観ることも、回想法のひとつです。
鑑賞後には自然と座談会が開かれ、昔の思い出話に花が咲いていました。
コロナウイルスでできないことばかりが目についてしまいますが、
これからも患者さんのために何ができるか、患者さんと一緒に模索していけたらと思います。
今年も、毎年恒例の夏祭りを行いました!!
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
院内の患者さんのみ、そして病棟ごとでの開催となりました。
今年の屋台は、お好み焼きにジュース、そしてフライドポテト🍟が初登場!
フライドポテトは早々に完売していました😊
そして患者さんが楽しみにしているチリンチリンアイスも🍦
今年は病棟ごとでの開催なので、2病棟ではスイカの重さ当てクイズ!を実施。
参加者からは、たくさんの重さの予想が出そろいました!!(ちなみに重さは8.5kgでした🍉)
そして、そのあとはもちろんスイカ割り🍉みんなで美味しくいただきました😊
3病棟では魚釣りゲーム🐟を開催!最後の締めは盆踊り♪
魚釣りゲームは表彰もあり、目録をもらった患者さんも喜んでいました☆
スタッフは夏祭りの雰囲気を患者さんに楽しんでもらうため、浴衣や甚平、法被を着て盛り上げ、
飾りつけも夏祭りをより感じるように工夫しました。
以前も少し紹介しましたが、認知症の患者さんに行う回想法のひとつにもなっています。
このような雰囲気を作ることで昔を思い出し、夏祭りの思い出などを話してくれる患者さんもいます。
新型コロナウイルスの影響により、集団での作業療法が難しい場面もありますが、
新しい生活様式を考えながら、これからも患者さんのために何ができるか模索していけたらと思います。
8月の院内研修も、先月に引き続き2019年度事故集計報告についてです。
(7月とは違う部署の集計・報告です。)
報告内容は、
事故件数自体は先月同様、減少していました。ですが、多少の増減を気にするよりも
毎年集計・分析することによってどういった内容のインシデントが多いのか、また、
どの時間帯に多いのかなどが一見して分かることが、
この研修の目的であったと思います。そのことによって、
と、感じました。同じ失敗を繰り返さないために、とても大切な集計だと思います。
研修のまとめとして《事故から学ぶこと》《将来に活かすこと》の二点が当たり前ですが・・・
と前置きで書かれており、その当たり前の事を大切にしようと改めて感じた研修でした。
(参加者:介護福祉士 谷崎)
7月の院内研修2回目は、人権擁護委員会による
《 現場で気付こう、あるある「不適切ケア」 》についてです。
研修のねらいは、高齢者虐待防止法についての知識を得て、
その底辺に広がる不適切ケアについて考えることです。
この研修を前に、全職員を対象に不適切ケアについての意見を徴収しました。
その意見をもとに、ケアの日常性の中に潜む出来事を考えていきます。
今回の研修を受けて、高齢者虐待防止法についてだけでなく
認知症への考え方、また虐待の認識がより深くなったと同時に、難しくなりました。
今からも継続して現場を検証しながら学び合いをしていく必要があると思います。
職員61名参加アンケート結果の一部をご紹介します。
(研修参会者:事務 中嶋)
新病棟建設に伴い、8月1日より本格的に工事がはじまりました。
出口病院周辺では工事車両の出入りが多くなると思われます。
なお、外来受診に来られた方の駐車場は今まで通り変更はございません。
ご迷惑をおかけすると思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
7月の院内研修は、2019年度の事故集計報告です。
報告内容は
全体の事故件数は前年度より減少していました。しかし、事故報告の件数が増加している項目もあり、それについては、これまで挙げていなかったような事柄を「インシデント」(事故を未然に防げた例や、結果的に患者さんに不利益を及ぼさなかった事象)として意識して挙げるようになったためということでした。
発表の中にもありましたが、事故報告書を書くことに対してマイナスなイメージを持たずに、情報の共有・再発防止のためには、小さな気付きでも積極的に報告を挙げることが大切だと改めて感じました。
(参加者:作業療法士 山根)
7月11日 長崎三社のひとつ、松森神社の神主さんに来ていただき地鎮祭を行いました。
前日は大雨でどうなるかと思いましたが、これからの建設作業を応援してくれているかのように
当日は雨も風もやみ、無事に執り行うことができました。
地鎮祭では新型コロナウイルスに配慮し、当院の関係者をはじめ最少人数での開催となりました。
新病棟は、2021年末頃完成予定です。また、地鎮祭の様子が長崎建設新聞にも掲載されました。
2020.7.15長崎建設新聞より
今回はデイケアゆうとでの作業療法の活動をご紹介いたします。
その中でも、回想法にまつわるエピソードを。
回想法は、過去の懐かしい思い出を語り合うことで脳が刺激され、精神状態を安定させ、
また認知機能が改善することも明らかになっています。
そのため、認知症患者さんのリハビリテーションに利用されるようになりました。
ところで、次の3つの写真は何か分かりますか?
一枚目はテレビです!1975年に作られた、東芝のトランジスタテレビ。
今でもスイッチを付けると画面が映ります!!
昔の方は、チャンネルを変えるときにガチャガチャ回した記憶があるんじゃないでしょうか😊
そして真ん中の写真は、S東美の広告です。色合いが昭和で、今でいうと”レトロ”ですね♪
最後の写真は、鰹節削り器です。昔は味噌汁を作るとき、鰹節を削るところから始まったんですね。
以上の3つの物は、すべてデイケアゆうとの利用者さんからいただいたものです。
「私の家にいらなくなった古い物があるから持ってこようか」とみなさんが持ち寄ってくださいました。
そのおかげで、実際に手にする感触、重み、匂いを感じることができ、
ただ写真を見るよりも大きな成果が得られると感じています。
さらに、このような”骨董品”を目にすると、高齢の方が職員を含めた若い世代に対して、
まるで「親と子」「先生と生徒」のように教えてくださいます。
回想法の枠を超えた”交流の場”だと思います。
これからどんな大切な思い出の品、または生きてきた証でもある大切な思い出の話が出てくるか、
感謝と楽しみの気持ちでいっぱいです♪
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