毎月作業療法で行う予定は、コミュニティミーティング「話してみようの会」で、
患者さんたちと話し合って検討しています。
院外での活動を自粛している現在、患者さんたちに「できること・してみたいことは?」
と尋ねてみると、「生演奏を聴きたい!」との意見が挙がりました!!
これまでは地域のコーラスグループや、バイオリニストの訪問、小江原中学校吹奏楽部の演奏会など
非日常で音楽を楽しむ機会がありました🎹♬
しかし、まだまだ感染予防のため外部からの訪問を受けられない状況…
そこで!
“それなら自前でコンサートをやってみよう♪”
ということになり、楽器の得意な患者さんやスタッフに声をかけ、院内コンサートを開催しました👏
ピアノ練習中のスタッフによる「メヌエット」に始まり、患者さんのピアノの十八番「アメリカ国歌」、
ギター演奏は、患者さんが作詞作曲したオリジナル曲を弾き語りで🎸
最後は患者さんのリクエストに合わせてスタッフが三味線を弾き、歌声の輪が広がりました!
病院がいつもと違った雰囲気になり、とても盛り上がりました😊
これからも患者さんたちの「できること・してみたいこと」の意見を大切に
作業療法の活動に活かしていけたらと思います。
11月27日(金)に、小江原小学校区内で困っている高齢者役の方に声掛けを行う、徘徊模擬訓練を実施します。
昨年、「歳をとっても、物忘れをしても、この街で暮らし続けるために」の取り組みとして、
“認知症高齢者がもし徘徊したら”
“どんなふうに見守ればよいのか”
“どう手を差し伸べたらよいのか”
小江原小学校の6年生と先生たち、地区のシニアたち、行政、医療・介護の専門機関の皆さんと集まり、
共に考え「徘徊模擬訓練」を実施しました。今回は小江原小学校の4年生が行います。
(昨年の徘徊模擬訓練の様子はコチラ👈をクリック)
この日の模擬訓練のために、10月には高齢者模擬体験を。そして先週は認知症サポーター養成講座を受けて、
しっかりと認知症について勉強をしてきました。みんなオレンジリングもしっかりと持っています!
徘徊模擬訓練の様子は、次回報告いたします♬
先日、柿泊公民館で行った「オムツの上手な選び方・使い方」の介護教室の前、
小江原・式見地域包括支援センターより「高齢者の排尿トラブル」のお話がありました。
今回は、その内容を少しご紹介します。
※オムツの上手な選び方・使い方の内容はコチラ☚をクリック!!
年齢を重ねるにつれ、排尿で悩まれる方は多いのではないでしょうか。
また、男性と女性では悩みも違ってきます。
男性は排出障害、女性は畜尿障害が多いとされ、男性に多い排出障害は尿をうまく出すことができない。
それに対し女性に多い畜尿障害は、尿をうまく貯めることができない。といった障害です。
風船やペットボトルを使いながら、どれくらいの量をためることができるのかなど、
実際に目で見ることで、ともて分かりやすかったです。
そのほかにも、夜間頻尿のお話や排尿障害の治療と予防方法なども教えていただき、
特に排尿量のチェック方法は、自分がどのような傾向があるのか知ることもでき、とても勉強になりました。
排尿トラブルでお悩みの方は、一度かかりつけの先生へご相談されてみてはいかがでしょうか。
(広報委員:中嶋)
出口病院の介護士が、柿泊公民館にて介護教室を行いました。
今回は、「オムツの上手な選び方・使い方」についてです。
オムツは大きく分けて3種類
実際にオムツを購入したことがある方✋と尋ねると、多くの方が手を挙げていました。
実際に購入し介護を経験されてる方が多いんだなぁと、改めて実感しました。
パンツタイプのおむつは紙パンツとも呼ばれ、トイレに行くことが出来る方、立ってその状態を維持できる方が使用します。昔はオムツというと白!!というイメージがありましたが、最近はピンクや青など色のバリエーションも増えています。歩くことが可能な方が使用されるので、サイズもSから3Lまであるメーカーもあり、とてもサイズが豊富です。
テープタイプのものは、終日寝たきりの方・昼間トイレに行く方でも夜間トイレに行くのが困難な方が使用します。
尿もれパッドは、パンツタイプやテープタイプを使用中の方が、パッドを併用して使うことをおススメしています。併用することにより、オムツ交換の負担軽減やコストを削減することができます。
オムツは、使用する用途によって種類が分かれているんだなぁ。ということは分かりますが、
実際オムツを購入するとなると、何を基準に選んだらいいのか?
同じ種類のオムツなのに、値段が違うことって多いですよね?
値段の違いは吸収量や薄さ・サイズ・通気性・消臭性・肌ざわりなどにより変わってきますが、
だからといって、値段が高いオムツを使用することが良いオムツ選びとも限りません。
良いオムツ選びとは「失禁させないためのオムツ」ではないかと思います。
オムツを使うにあたって、まずは分析をする!そのあと、失禁させないために
オムツの機能を最大限に活かすことが大切だと考えます。
また、正しくオムツを装着することでオムツ交換の回数が減ったり、
服を汚すことが減ることで、介護する側・される側、お互いが楽になると思います😊
参加者の皆さんにオムツをお配りして、大きさの違いやギャザーの特徴など、
実際に見て、触って実感していただきました。
私は介護の経験がないため、今回の介護教室は「え?そうなの??」と、驚きの連続でした。
排泄ケアは、「恥ずかしい」「いやだな」「見られたくない」などなど・・・
最も人の尊厳に触れる部分だと思います。
だからこそ尊厳を傷付けないよう、配慮した適切なケアができるように、
出口病院がこういった活動を通してお手伝いできればと感じました。
(広報委員:中嶋)
デイケアゆうばで話題になっているものをご紹介します♪
デイケアゆうばでは、作業療法士による回想法や機能訓練、遊び療法、個別の趣味活動などさまざまな作業療法を行っています。
また、季節に合わせてお花見やドライブなど院外活動も行っていましたが、現在は自粛が続いています。
施設内で利用者さんに今の季節を感じていただけるようお花を飾ったり、塗り絵や壁面飾りにも取り組んでいます。
その作業療法を利用者さんに楽しんでもらうため、またより季節を感じてもらうために
手作りTシャツを作成しています👕その一覧がコチラです♪
全部、手芸が得意な作業療法士による手作りです!!
フェルトを使って季節の様々なものを表現していて、利用者さんからの評判も上々です😊
(それ以上に、職員からの評判が上々です👆😊)
8月に作成したこちらのTシャツ👕
これを見た利用者さんたちは、「あ!爆竹!!」「今日は精霊流しね~」「お墓で花火ばしよったね~」
などなど、昔話のきっかけになりました🎇
Tシャツを着ているスタッフが施設内をラウンドするたび話に花が咲き、
まさに動く回想法であり、リアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練)です。
Tシャツの作成者に話を聞くと、作ろうと思ったきっかけは去年のハロウィン🎃
壁に貼るウォールシールを、Tシャツに貼ったのがきっかけでした。
フェルトには色の限界があり、表現するのが難しいときもありますが、
必ず気付いてくれる利用者さんもおり、さまざまな反応があることが面白いです♬
また新作ができたらこちらでご紹介します♪と言っていました😊
多いときには週に3回も作成して、利用者さんたちを楽しませてくれています♪
デイケアゆうばは、医療保険対応型の認知症専門のデイケアです。
介護保険の枠組みでは対応が難しい方へのケアも行っています。
利用に関するご相談などお気軽にお問合せ下さい。
出口病院では、月に一度カレーの日があります🍛!!
この日は患者さんも張り切ってカレーの準備をお手伝い♪
出来上がったカレーは、みんなでおいしくいただきます😊🥄
この出口病院特製カレーは、小学校のバザーなどにも出店し、毎回売り切れる大人気のカレーです♪
出口病院では他にミニ料理クラブもあり、退院後の生活に必要な力をつけたり、
持っている力を活かすことを目的として行っています。
現在は、コロナウイルスの影響もあり外出が制限されていますが、
スーパーや大型量販店で実際に買い物をすることも、日々の社会生活の練習として行っています。
出口病院では、さまざまな生活技能訓練により社会生活への適応を目指し、
活動性や主体性を高め、自分らしい生活ができるよう支援しています。
出口病院では地域交流を行っています。
中でも地域の小・中学校との交流は1997年から行っており、地域との交流を大事に歩んできました。
毎年、交流会や職場体験といった形で生徒の皆さんが出口病院へ訪れたり、
学校で行われるバザーや運動会など、病院から患者さんと共に毎年参加しています。
しかし今年はコロナウイルスの影響で、全ての交流行事が中止となってしまい
患者さんたちもとても残念がっていました。
そんな時、手熊小学校の生徒さんたちが、収穫したじゃがいもを病院の皆さんにと届けてくださいました🥔
穫れたての新じゃがは、料理クラブで肉じゃがやコロッケ、カレー🍛に大変身!!
とてもおいしく頂きました🍛😊🥄
毎月届けている絵手紙に、じゃがいものお礼と調理風景の写真を載せ、
手熊小学校の皆さんへ感謝を伝えました✉
すると8月、今度は手熊小学校の皆さんから、学年の紹介やインタビュー、
合唱・合奏の様子を納めたビデオレターが届きました🎥♪!!
作業療法の活動中に上映すると、たくさんの患者さんが見に来られ、
元気な子供たちの様子に笑顔が絶えませんでした😊
今度はビデオレターの感想を、患者さんが絵手紙に書き込みお返事を♬
じゃがいもを頂いたことをきっかけに、ありがとうの輪が続いていくのはとても素敵なことですね✨
直接的な交流はできなくても、新しい形での交流ができ嬉しかったです。
これからも工夫しながら地域とつながっていきたいと思います。
今回は、出口病院での作業療法の一部をご紹介いたします。
出口病院では、どのような活動をしたいのか患者さんと話し合い、一緒に決めています。
その中でも患者さんが楽しみにしているものが、映画鑑賞🎥です。
実際に映画館へ行き、スクリーンで見る映画はいいものです♪
しかし、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため院外での活動が制限されている状況です。
コロナ禍でもできることを患者さんたちと話し合い、出口病院映画館を開設することに!!
「君の名は」の映画を上映🎬✨(約60年前の映画の方です♪)
皆さん楽しそうに鑑賞されていました😊昔の映画を観ることも、回想法のひとつです。
鑑賞後には自然と座談会が開かれ、昔の思い出話に花が咲いていました。
コロナウイルスでできないことばかりが目についてしまいますが、
これからも患者さんのために何ができるか、患者さんと一緒に模索していけたらと思います。
今年も、毎年恒例の夏祭りを行いました!!
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
院内の患者さんのみ、そして病棟ごとでの開催となりました。
今年の屋台は、お好み焼きにジュース、そしてフライドポテト🍟が初登場!
フライドポテトは早々に完売していました😊
そして患者さんが楽しみにしているチリンチリンアイスも🍦
今年は病棟ごとでの開催なので、2病棟ではスイカの重さ当てクイズ!を実施。
参加者からは、たくさんの重さの予想が出そろいました!!(ちなみに重さは8.5kgでした🍉)
そして、そのあとはもちろんスイカ割り🍉みんなで美味しくいただきました😊
3病棟では魚釣りゲーム🐟を開催!最後の締めは盆踊り♪
魚釣りゲームは表彰もあり、目録をもらった患者さんも喜んでいました☆
スタッフは夏祭りの雰囲気を患者さんに楽しんでもらうため、浴衣や甚平、法被を着て盛り上げ、
飾りつけも夏祭りをより感じるように工夫しました。
以前も少し紹介しましたが、認知症の患者さんに行う回想法のひとつにもなっています。
このような雰囲気を作ることで昔を思い出し、夏祭りの思い出などを話してくれる患者さんもいます。
新型コロナウイルスの影響により、集団での作業療法が難しい場面もありますが、
新しい生活様式を考えながら、これからも患者さんのために何ができるか模索していけたらと思います。