作業療法士による院内研修・展覧会を行いました
現在、新型コロナウイルスの感染が広がっているため、
今まで院内研修で行っていたことを、形を変えて実施することになりました。
いつもであれば、作業療法士がどのような活動をしているのか職員に向けて発表しているのですが、
今回は作業療法に関する質問や疑問を全職員から集め、それに答えていく形式でした。
同時に、患者さんが毎日の活動で作った作品の展示会もありました。
質問が書いてある紙をめくると、その回答が書いてあるという仕組みです📃
- OTの枠組みについて
- OTのプログラムについて
- 集団レクについて
- その他
以上の項目に分けての回答でした。
普段、疑問に思っていることでもなかなか聞くに至らない
何気ない質問なども気軽に聞くことができました。
さまざまな他の質問を見ることは、自分の考えと違う観点から物事を知ることにもなり、
とても勉強になりました。たくさんの質問の中から、ひとつご紹介。
《質問》プログラムの進め方で工夫していることはありますか?
《回答》
- 始めの挨拶、ラジオ体操 → 覚醒を促す
- 日付の確認、歌、話題 → 見当識に働きかけ
- 準備体操、コグニサイズ → 運動と脳への刺激
- 回想法、歌 → 懐かしさの共有
- 歌・終わりの挨拶 → クールダウン
プログラムの進め方は起承転結にそって行われているんですね。
今回、このような流れで行っていることを私も初めて知りました。
そして、患者さんたちの作品のご紹介です♪
見事な龍踊りの絵です!!一見、絵のように見えますが、近づいてみると・・・👀
色紙を丸めたものをびっしりと貼り合わせて作ってあるんです♪お見事っ!!
ちぎり絵などは見たことがありましたが、このように丸めた紙で作ったものを見るのは初めてで、
しかも迫力のある龍踊り🐉見ごたえのある作品ですね😊
そしてこちらは、患者さんが花びらのひとつひとつまで手作りしているお花です。
花瓶に活けると本当の花のようで、その場を明るくしてくれます🌸
作っているところを以前見たことがあるのですが、みなさんとても器用で・・・
私にはとても作るのは無理そうです💦
展示作品の中には、患者さんの日ごろの活動の様子も写真で紹介してあります。
仕事上、なかなか活動している場面を見ることが少ないため、
このような形で活動の様子をみることができ、患者さんの違う一面を見ることができました。
(担当:事務所 中嶋)