どんな場合に入院できますか?
どのような場合に退院になりますか?
どんな場合に入院できますか?
どのような場合に退院になりますか?
入院中に起きるデメリットは?
医療保険は介護保険とどう違うのですか?
食事代はいくらかかりますか?
「認知症かもしれないので、受診されたほうがいいですよ」とケアマネージャーから勧められたのですが、受診をして認知症は治るのでしょうか?
最近物忘れが目立つようになり、介護が必要となってきました。介護保険を受けようと思いますが、主治医の意見書を書いてもらえますか?
金銭管理が一人ではできなくなり、金融機関から後見制度を勧められています。申立てに必要な鑑定をしてもらえますか?
「うつ」で引きこもってしまい、受診のための外出もできません。往診してもらえますか?
自分は病気じゃないからと頑として受診しません。どうしたらよいでしょうか?
認知症とはどんな状態のことを言うのですか?
老化による物忘れ
認知症の症状
脳が特有の変化を伴って萎縮する病気で、記憶力だけでなく、判断・理解・思考力などまで低下してしまいます。人・場所・時間にかかわる認識が悪くなり、とくに早いうちから時間に関する認識能力が衰えるのが特徴です。具体的には、今が「〇年〇月〇日〇時ごろ」かということや、自分の年齢がわからなくなったりします。記憶の障害は最近のことが覚えられない、現在から過去にさかのぼって忘れていくという特徴があります。
まずは支援体制を整えること
「病気である」という認識が遅れると、ご本人はもちろんのこと、ご家族も、混乱のうずにまきこまれ、関係を悪くしたり、症状を悪化させることにもなります。
早めに診断を受け、専門家に関わってもらうこと、介護保険の申請を行うなどし、支援体制を整えることが、1番の治療となります。必要に応じて薬物治療を行います。
アルツハイマー病の次に多いと言われている認知症です。初期に幻覚(特に幻視が特徴)や妄想が出ます。次第に物忘れなどの認知症症状が現れ、正常に見えるとき、様子がおかしい時が繰り返し見られます。また、体の硬化、動作の遅滞、小また歩行等、パーキンソン病に似た運動障害が出てきます。パーキンソンの治療薬や幻視や妄想を抑える薬を安易に使うと、病状を悪化させてしまいます。
繰り返しになりますが、症状の特徴から、パーキンソン病や老年期の幻覚妄想状態と間違えられやすいため、まずは、きちんと見立てをすることが必要です。見立てを誤ったまま薬物療法がおこなわれると、深刻な状況になることがあります。専門家のかかわりが特に必要です。
脳の動脈硬化が進み、脳梗塞や脳出血をおこしてしまうと、部分的に脳の機能が失われることがあります。こうしておこるのが、「脳血管障害による認知症」です。
その約8割は、脳梗塞や脳出血による脳卒中発作の後遺症としておこり、残る約2割は目立つ症状をおこさない小さな脳梗塞によっておこるといわれています。
記憶力の衰えの割に、思考力は高いなど、症状の偏りが見られやすいのが特徴です。
もとになる病気をしっかり治療
脳梗塞や脳出血が再発するたびに、認知症も悪化するので、再発を防ぐことが最大のポイントです。
それには脳血管障害の原因となっている高血圧・高脂血症・糖尿病などをしっかり治療することが大切。同時に、必要に応じて、血液が固まるのを防ぐ薬や脳の血流を促す薬などが使われます。