2020.07.16
回想法について
今回はデイケアゆうとでの作業療法の活動をご紹介いたします。
その中でも、回想法にまつわるエピソードを。
回想法は、過去の懐かしい思い出を語り合うことで脳が刺激され、精神状態を安定させ、
また認知機能が改善することも明らかになっています。
そのため、認知症患者さんのリハビリテーションに利用されるようになりました。
ところで、次の3つの写真は何か分かりますか?
一枚目はテレビです!1975年に作られた、東芝のトランジスタテレビ。
今でもスイッチを付けると画面が映ります!!
昔の方は、チャンネルを変えるときにガチャガチャ回した記憶があるんじゃないでしょうか😊
そして真ん中の写真は、S東美の広告です。色合いが昭和で、今でいうと”レトロ”ですね♪
最後の写真は、鰹節削り器です。昔は味噌汁を作るとき、鰹節を削るところから始まったんですね。
以上の3つの物は、すべてデイケアゆうとの利用者さんからいただいたものです。
「私の家にいらなくなった古い物があるから持ってこようか」とみなさんが持ち寄ってくださいました。
そのおかげで、実際に手にする感触、重み、匂いを感じることができ、
ただ写真を見るよりも大きな成果が得られると感じています。
さらに、このような”骨董品”を目にすると、高齢の方が職員を含めた若い世代に対して、
まるで「親と子」「先生と生徒」のように教えてくださいます。
回想法の枠を超えた”交流の場”だと思います。
これからどんな大切な思い出の品、または生きてきた証でもある大切な思い出の話が出てくるか、
感謝と楽しみの気持ちでいっぱいです♪
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