オムツの上手な選び方・使い方
出口病院の介護士が、柿泊公民館にて介護教室を行いました。
今回は、「オムツの上手な選び方・使い方」についてです。
オムツは大きく分けて3種類
- パンツタイプ
- テープタイプ
- 尿もれパット
実際にオムツを購入したことがある方✋と尋ねると、多くの方が手を挙げていました。
実際に購入し介護を経験されてる方が多いんだなぁと、改めて実感しました。
パンツタイプのおむつは紙パンツとも呼ばれ、トイレに行くことが出来る方、立ってその状態を維持できる方が使用します。昔はオムツというと白!!というイメージがありましたが、最近はピンクや青など色のバリエーションも増えています。歩くことが可能な方が使用されるので、サイズもSから3Lまであるメーカーもあり、とてもサイズが豊富です。
テープタイプのものは、終日寝たきりの方・昼間トイレに行く方でも夜間トイレに行くのが困難な方が使用します。
尿もれパッドは、パンツタイプやテープタイプを使用中の方が、パッドを併用して使うことをおススメしています。併用することにより、オムツ交換の負担軽減やコストを削減することができます。
オムツは、使用する用途によって種類が分かれているんだなぁ。ということは分かりますが、
実際オムツを購入するとなると、何を基準に選んだらいいのか?
同じ種類のオムツなのに、値段が違うことって多いですよね?
値段の違いは吸収量や薄さ・サイズ・通気性・消臭性・肌ざわりなどにより変わってきますが、
だからといって、値段が高いオムツを使用することが良いオムツ選びとも限りません。
良いオムツ選びとは「失禁させないためのオムツ」ではないかと思います。
オムツを使うにあたって、まずは分析をする!そのあと、失禁させないために
オムツの機能を最大限に活かすことが大切だと考えます。
また、正しくオムツを装着することでオムツ交換の回数が減ったり、
服を汚すことが減ることで、介護する側・される側、お互いが楽になると思います😊
参加者の皆さんにオムツをお配りして、大きさの違いやギャザーの特徴など、
実際に見て、触って実感していただきました。
私は介護の経験がないため、今回の介護教室は「え?そうなの??」と、驚きの連続でした。
排泄ケアは、「恥ずかしい」「いやだな」「見られたくない」などなど・・・
最も人の尊厳に触れる部分だと思います。
だからこそ尊厳を傷付けないよう、配慮した適切なケアができるように、
出口病院がこういった活動を通してお手伝いできればと感じました。
(広報委員:中嶋)